ぬかっ子の発酵ラボ in アジア

日本の外の南国で、ひとり発酵沼!日々、研究実験中です

オーツ床は、わたしにいろいろなことを教えてくれた

わたしの海外での初めての漬物床!

それは賞味期限切れのオートミール(前のブログ)

 

ちょうど季節的にもいい感じだったので春に始めてみました。

 

(でも、訳あって、今は、オーツ床完全に冬眠させています)

 

 

オーツ床やってる人はググっても見当たらない

そこで、普通に米糠でやっている人のレシピを参考にして、

真面目に捨て漬けもして、10日も待ったんです。

 

味はどんどん育って、2−3週間くらいでそこそこの

漬物ができるようになりました。

定番のきゅうり、にんじんをつけたあたりで、

大根もトライ、とても爽やかで美味しかった。

いちばんのヒットは、冷凍サバ。

野菜では、アボガドです。

トータルで見るとオーツ床って脂っこい系の材料と

合うのかもしれませんね。

 

冷凍サバは、そのまま床にぶっこんでしまうと、

野菜のお漬物に影響がありまくりなので、

糠を別にジプロックに取り分けて、

まんべんなくまぶして2日くらい置く。すると

酸の影響で魚の断面が白っぽく変化しています。

それが完成の目安でしょうか。

 

オーツを洗い流して、焼くと、なんという美味しさ〜

サバって安くて、変にくさみもあって苦手な部類だったのに、

もう、虜です。

もっちり、こってり、食べたことのない味わいです。

今でもオーツ床で、つけるなら冷凍サバがイチオシ。恋しい。

 

 

 

オーツ床、繊細で扱いにくいかも

漬け床なんて、乳酸菌さえ出てくれば、あとは

このずぼらなわたしでもどうにか適当に運用できるだろうって

軽く見ていたんです。

 

ところが、いろんなことがあり、床のことについて、

床ちゃんについて、真剣に大切に考えるようになりました。

 

まず、

オーツ床って水分でこねられると、パン生地のように

グルテン出まくりでねっちょねちょするんです。

米糠のように炭水化物部分がこそげ落ちているカス、

とは違って、

 

結局、実も殻も、全部まるまるWholeで

「オートミール」なんですよね。

 

継ぎ足し時には、全粒のオートミールを買って、

少しでも殻(カス)の割合を大きくしようかと思ったけど、

やっぱり、実のところ、粉?いわゆる

グルテンになり得る部分が大部分なんで、

どうにもこうにも。。。困ってしまって

 

結局は、あまり水分過多にしないように、わりとパサパサの

状態を保つように心がけていました。

 

心がけると、どんどん足すので、

床ちゃんがあっという間に大きく育ってしまうんです。

なので、ジブロックに別にとって、

お肉をつけたり、お魚をつけたり消費していました。

 

それで、その粉、グルテン的、炭水化物部分が多いと

どうなるか?どんな変化になるか

米糠で想像してみてください、、、どうです?

 

結局

お米床のような感じ?いうなれば、

みちのくの三五八漬け

みたいに、塩分を多めにしないと、ゆくゆくは

お酒が育ってしまうような、そんな感じしません?

 

そうなんです、どんどんアルコールっぽい

奈良漬けっぽい味になっていっちゃったんです。

これも、南国の気温のせいかのか?

はたまた、短気心が発動してしまって、

発酵を早めようと丸一日だけ、冷蔵庫に入れなかった日が

いけなかったのか?

いろいろ反省しながら考えたんです。

 

それで、

これはネットでどこでも、だれも

言っていないことだけど、

わたしなりに、こんな失敗もあるんだよ、

ということを

世界で初めて発表したいと思います。

 

アルコール発酵が始まる少し前、わたしは、

セーターを手洗いしました。新コロで、

台所手袋を買いに行くのもなんかめんどくさくて、

素手でエイヤと洗ったんです。

 

そして確かに、その頃とても床を

かわいがっていたものだから、洗ったそばから、

その手を中和のために、乳酸発酵水につけたりすることなく、

床ちゃんのお世話をしました。こねたんです。

 

アク●ンとか、あーいった液体洗剤って〜〜たぶん

アルコール含有量、どうなんでしょうね、

界面活性剤はすごいでしょうし、界面活性剤が作用して、

手のひらの皮膚の浅い部分までは、

洗剤が浸透していたんでは?

って考えるに至ったんです。

 

手をゆすいだ程度で、そのまま、床に。

台無しです。

何日かして、台無しになって気がついたんです。

 

普通の人が味見したらあまり気が付かず感じないかもしれないけれど

わたしは、そのセーター手洗い事件で、なんか感ずるものがあり、

本当に反省しました。

 

その後オーツ床ちゃんは、捨てるわけにも行かず、

とりあえず、後発の「とある床ちゃん」がデビューしたので、

少し冷凍庫でお休みしてもらうことにしたんです。

今も我が家の冷凍庫で静かにお休み中です。

 

学んだ教訓、返しの技、コツ

今の御時世、どうしても手を洗うために、

石鹸を使ってしまうと思います。

その場合、わたしは、できるだけハンドソープという

液体物を使わないことにしました。

帰宅後は石鹸、在宅中であれば、塩などで洗い、

石鹸で洗ってしまった後、どうしてもかき混ぜないと

床を返さないと行けない場合は、箸でやるか、

もしくは、乳酸発酵菌で、中和させ、直前の石鹸を

なかったことにします。

 

床のお手入れに一番良い手のひらの状態は、

朝起きてすぐに、浄水器の水で手を洗って、

水分をよく拭いて、その手でかき混ぜることじゃないかな。

自分の常在菌ともうまく馴染んでほしいし、

わたしは、新しくデビューした床ちゃんでは、

そうすることにしています。

 

オーツ床からはいろいろ教わりました。

まだ、種を冷凍しているのでまたいつか、

サバやこってり系の魚を漬けたくなったときに

復活させようと思います。

 

応援してもらえたら嬉しいです。  ぬかっ子♡

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